アメリカ留学を志す皆さんへ留学先の候補に加えていただきたアメリカの都市をシリーズでお伝えしています。今回はノースカロライナの州都であるローリー市とその周辺の都市をご紹介します。
アメリカ南部の学術都市と言えば、ノースカロライナ州のローリー市周辺でしょう。有名なデューク大学があるダーラム、ノースカロライナ州立大学のあるローリー、さらにノースカロライナ大学チャペルヒルがある、チャペルヒル。近隣同士であるこの3つの都市を称して、研究都市の三角地帯「ザ・トライアングル」という程です。ダーラムにあるリーサーチトライアングルパークはアメリカで一番大きく、権威のある研究施設の一つです。このあたりは南部の中でも洗練されたイメージがあります。
アメリカのトップ大学として毎年登場するデュークはもちろんのこと、ノースカロライナ大学チャペルヒルも「価値のある大学」の一つとしてU.S. ニュースの大学ランキングの上位に登場しました。
黒人学に興味がある方に特筆すべきなのは、ノースカロライナは歴史的黒人大学(Historically Black Colleges and Universities, HBCU)を一番多く持つ州でもあるということです。ノースカロライナ州に11校あるHBCUのうち、ダーラムにあるのがノースカロライナセントラル大学、ローリーにある小さなクリスチャン系のセイント・オーガスティンカレッジもHBCUですし、一番大きなそしてマーチングバンドも有名なHBCUであるノースカロライナA&Tはローリー市からも車に西に1時間30分ほど走らせると到着するグリーンズボロ市にあります。
4年制大学に進学する前にまずはコミュニティーカレッジからという学生にも多くのコミュニティーカレッジがノースカロライナにあります。ノースカロライナ州で語学講習という場合には、大学やコミュニティーカレッジ付属の語学講習所が中心になります。
ノースカロライナは温暖な気候ながら、四季を感じられる場所でもあるので日本人としては嬉しいところです。州都であるローリー市は大きなビルも立ち並ぶ都会でありながら、自然を楽しめる場所も近郊に多くあるのも魅力ですね。
近隣3都市に3つの大きな大学が所在するため、カレッジスポーツの観戦は住民にとって大きな楽しみとなりますし、プロフェッショナルスポーツの本拠地があるのもこの地域です。カレッジタウンとビジネスの中心を兼ね添えたローリー周辺はバランスの取れた町であると言えます。